高血圧はさまざまな病気のもととなりますので、日々の管理が大事です。
血圧は電気屋さんで買って自宅でも簡単に計測できるので自分でできる最も身近で最も重要な健康管理になります。
血圧の目標はどれくらいにしたらいいのかについてまとめたいと思います。
こちらも参考にしてください→脳出血の予防
上の血圧、下の血圧
よく「上の血圧」とか「下の血圧」という言い方をしますが、それぞれ正確には「上」が「収縮期血圧」、「下」が「拡張期血圧」となります。
表記は「収縮期血圧/拡張期血圧」という形で、収縮期血圧を右に拡張期血圧を左に書いて、スラッシュ(/)を間に入れます。
血圧の単位
単位は「mmHg(ミリメートルエイチジー、ミリメートル水銀柱)」です。
血圧をどれくらいの値に保てばいいのか?
では血圧の目標値はいくつにすればいいのでしょうか?最新のガイドラインに基づいて示します。高血圧ガイドライン2014
診察室血圧と家庭血圧
まず、病院で計測した血圧(診察室血圧)なのか、家で計測した血圧(家庭血圧)なのかで目標値が変わっています。原則的に診察室血圧ー家庭血圧=5mmHg となるように設定されています。
血圧の目標値
血圧の目標値は年齢やその人が持っている持病で変わり、カテゴリーが分かれています。それぞれ自分はどこのカテゴリーに入るかを確認しましょう。
何も病気をしたことがない人は、75歳以上(後期高齢者)か75歳未満(若年、中年、前期高齢者)に分かれます。
次に持病(疾患)は、糖尿病、CKD(慢性腎臓病、蛋白尿陽性)、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)、冠動脈疾患(心筋梗塞など)があります。
では、各カテゴリーでの目標値を示します。
持病がない75歳未満(若年、中年、前期高齢者)
診察室血圧:140/90mmHg
家庭血圧:135/85mmHg
持病がない75歳以上(後期高齢者)
診察室血圧:150/90mmHg
家庭血圧:145/85mmHg
高齢になるに連れて血管が固くなり、血圧の低下に敏感になりがちになります。なので少し下がっただけでもふらつきの症状が出て、転倒して頭を打ったり腰を打ったりします。なのでやや高めに設定されているわけです。ただ、後期高齢者の方でも血管が柔らかく、血圧の低下に耐えられる人は、75歳未満の方と同じ数字を目標としてもOKとなっています。
糖尿病の方
診察室血圧:130/80mmHg
家庭血圧:125/75mmHg
CKD(尿蛋白陽性)の方
診察室血圧:130/80mmHg
家庭血圧:125/75mmHg
脳血管障害、冠動脈疾患の方
診察室血圧:140/90mmHg
家庭血圧:135/85mmHg
覚え方としては、診察室血圧はキリがよく糖尿病と腎臓病は130/80、75歳未満と脳、心疾患は140/90、75歳以上は150/90。家庭血圧はそれぞれマイナス5。という感じでしょうか。
まとめ
血圧は家庭で簡単にチェックできる重要な健康管理です。
血圧計は電気屋さんや通販でも購入できます。
健康診断でも血圧は測定しますが、血圧は変動が激しいため健康診断の1回の測定ではなかなか正確な判断が難しいこともあります。
1日2回、日々の血圧を血圧手帳につけておけば、それをお医者さんにみせるだけで、薬が必要なのかとか健康管理についてアドバイスがもらえます。
今日からでも、毎日血圧測定してみてはいかがでしょうか(^^)
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