頭を切って出血が!
頭部の挫創
頭を何かにぶつけて頭皮を切ってしまった人は結構いると思います。このようにしてできた傷を挫創といいます。とくに頭にできたものを頭部挫創と呼びます。
特に頭の血管は血流が豊富なのでちょっと切っただけでも血まみれになります。
血が止まっていても傷が深ければ縫う必要があります。
頭部挫創に対する処置
まっすぐな頭部挫創であればステープラーという医療用のホッチキスを用いて皮膚を寄せます。この場合は通常は局所麻酔をせずに行うことが多いです。
複雑な頭部挫創(皮膚がひどくダメージを受けていたり傷が三つ叉になっている場合など)は糸と針を使って縫います。この場合は局所麻酔をすることが多いです。
感染予防に抗生物質を処方されることもあります。
頭部挫創の処置をした後
頭部挫創の処置をしたら、だいたい翌日に再度受診して傷のチェックをします。傷が問題なければガーゼはなくなって、その日から髪を洗ってもよくなります。傷を清潔にして感染を予防する効果があります。
だいたい1週間で傷がくっつくので、それくらいの時期に抜糸もしくは抜鉤(ステープラーを外すこと)になります。
頭部挫創の将来
挫創は跡が残ることが多いですが、頭部挫創は多くは髪の毛に隠れるのでそんなに目立たないことが多いです。
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