子どもが異物を間違って飲み込んでしまったときの対応などについてです。
気道か食道か?
まず、気道に入ったか、食道に入ったかで状況は異なります。
気道
気道に入った場合は窒息の恐れがあります。ピーナッツなどの豆類が多いです。
食道
食道に入った場合はいずれは胃の中に落ちます。食道にとどまっている場合は摘出するか、胃の中に落としてから摘出することもあります。
何を誤飲したか?
先端が尖ったもの(針、釘、骨など)は腸を突き破る危険があるので摘出します。また、ボタン電池も電気分解で潰瘍を形成する危険があるので摘出します。その他のものであれば自然に排出されるので、便が出たときのその異物も出ていないか確認するかたちになります。硬貨などが多く、ハンドスピナーの部品を飲み込んだという子も見たことがあります。
もし子どもが誤飲してしまったら
子どもが誤飲した可能性がある場合は、なるべく具体的に何を何時どれくらい飲み込んだのかを把握して、呼吸の状態や顔色、意識状態を確認して病院に連絡するのがよいでしょう。その内容によって救急車で病院に連れてきたほうがよい場合もあります。
誤飲の予防
誤飲の予防として、口に入れてはいけないもの、入れ易い大きさのものを子どもの手の届くところに置かないことが大事です。
![]() |
価格:5,400円 |